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図解雑学 環境ホルモン (図解雑学シリーズ) 中原 英臣(著) 1365円


「環境ホルモンとは何ぞや?」という方に

 環境ホルモン、学術的に言うところの内分泌攪乱物質を、定義や、どのような物質が環境ホルモンたりえるのか等を、わかりやすい文章と本書の約半分を占める図で、解説している。

 入門書的な要素が強く、これから環境ホルモンを勉強しようという方には分かりやすく、既に様々な本を読んだ方は他人に説明しようとするときの参考になる。また、環境ホルモンだけではなく、人体のホルモンの働きも説明しているので、そちらのことを知りたい方にもおすすめできる。

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図解雑学 DNAとRNA 岡村 友之(著)


これぞ、図解

DNA、RNA、遺伝子操作、クローン等について、細胞の仕組みから丁寧に解説してくれます。

DNA等に関する基礎知識が欲しくて、何冊かあたりましたが、この本が一番分かりやすかったです。
とくに図がよかった。文章では、分かりにくかったけど、図をみて助かったこと、多々です。
これぞ、図解の威力!という本でした。

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進化論 (図解雑学) 中原 英臣(著) 1418円


悪くはないのだが・・・

ダーウィン進化論とダーウィン以外の進化論にちょうど半分ずつ分けて紹介している。
右側ページを図説に当てているため非常に理解しやすい。
また当時の社会情勢や思想、社会進化論として人種差別に利用された背景なども説明されており話題が広い。

ただし後半になると様相が変わる。ダーウィン進化論の矛盾、欠点としてあげられているのはどれも100年前の議論ばかり。
疑問に答える形であればいいが、進化論がそれらの疑問にどう答えているかを掲載しておらず、
ダーウィン進化論に問題があるかのような印象を与える。

また現代の進化論者を「ダーウィン以外」としてしまっているのも違和感を感じる。
ドーキンスヤグールド、木村資生はいずれもダーウィンの理論を発展させた新ダーウィン主義と呼ばれる人たちだ。
ダーウィン以前と以降、あるいは古典進化論と現代進化論とに分けるべきだったろう。

なぜこういう事になったかというと、著者が「ウイルス進化論」の提唱者だからではないかと思う。
ダーウィンの理論には欠点があり、それを補うのはウイルス進化論だという議論を展開している。
しかしウイルス進化論とやらは科学的に認められた物でも、十分に研究された物でもなく、
逆にたくさんの矛盾が指摘されている。

初学者であれば、どこからどこまでが広く認められていることなのか区別がつかないだろうから、
あまりおすすめしたくない。手前みそはわずか6ページだし、
その他の部分は非常にわかりやすい良書なだけに残念。

後半がやや雑か。

 この「図解雑学」シリーズで扱うには進化論は格好のテーマかも知れない。これまで進化論の入門書として薦めたい丘浅次郎『進化論講話』(講談社学術文庫)は長年絶版状態、それに代わり得ると期待した『進化論が変わる』(ブルーバックス)まで入手難となった現在、本書は最善の進化論入門かと期待した。確かにダーウィン進化論から総合説までは1ページ毎の図解付きで確かに抜群の分り易さ。ただその後の「ダーウィン以外の進化論」以降の章になるとやや記述が散漫というか恣意的な感じがしてあまり感心しなかった。
 中盤までのダーウィン進化論及び現在の主流、総合進化説入門と割り切ればベストな入門書だと思う。

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