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元素 (図解雑学) 富永 裕久(著) 1575円


全元素の電子配置を図示しているのは本書のみ。

全ての元素についてその電子配置を省略なしに図示している。原子番号が増えるにしたがって、電子がどの電子軌道に入るのかがよくわかる。特にd軌道、f軌道のからむ遷移元素の電子配置の様子がよくわかるのがいい。よく周期表を見せるくせに遷移元素の仕組みをほとんど教えてくれなかった高校化学に対して不満を持っている人に最適だ。本書を見れば真に周期表を眺めることが楽しくなってくるだろう。

よく化学の本では「s軌道、p軌道、d軌道、・・・」と書かれていたりする。まるでd軌道の次に10個も20個も副軌道があろうかと思わせる書き方だ。この本を見れば副軌道は「s、p、d、f」の四つしかないことが明確にわかる。またこの順番に四つずつ収納できる電子が増えていくことも、逆ピラミッド形の図解でよくわかる。

副軌道の理屈を理解するには他の本が必要かもしれない。(齋藤(斎藤)勝裕という人の本がオススメです。副軌道についてはこの人の「化学結合」という本と2冊の「無機化学」という本がよいでしょう)
ただ、全ての元素についてその副軌道を一切の省略無しに図示しているのは、私の調べた限りでは本書のみであり、ビジュアルな電子配置を頭に入れておくのに最適な本といえよう。

身近な元素の使われ方のわかる本。

中学・高校時代の化学の時間は何となく憂鬱だった。数学の授業同様に、授業中は幽体離脱を起こしていたと思う。
周期表の元素記号を覚えたはいいが、その元素その物が、日常生活において何に使用され、
どのようになるのか?その様な元素の性質を正確に把握せぬまま、そこから化学反応式を書き、訳の分らない元素記号を編み出す。
私は、陰気臭い教科書を手に、そんな授業をつまらなく感じた化学が苦手な人間の一人である。
しかし、この本は只漠然と元素記号を覚えていくだけではなく、各々の元素が日常生活において何に使われ、どのように発見されたか?その性質は?原子量・融点・沸点・密度等が事細かに記載されており、英語読みの表記もあるのでただ読んでいるだけで、最低限の授業に必要な元素の以上のものが覚えられそうである。
そして、様々な元素が有害・無害・有益な形で存在しており、解説の中には文学・歴史上の出来事等の事例も豊富に紹介してある為か、意外にも文系の私でも楽しく読め、元素が身近な物質であることを改めて認識させてもらった本でした。
化学が苦手な人は是非手にとって読んでいただきたいです。
化学式への理解が深まるかもしれない。
「マンガ化学式に強くなるーさようなら「モル」アレルギー」高松正勝・著もお勧め。

2005年までの報告を含んだ、元素/周期表の図解入り入門書

原子番号1〜118までの元素に関する特徴・名前の由来・利用方法・発見のエピソード等が手短に説明されています。なお本書(初版)は2005年10月までの情報を盛り込んでいます。つまり2004〜05年に日本の理化学研究所が初めて報告した113 Uut(ウンウントリウム)について触れられています。(未確認元素の仮称はUu?となっていますが、その命名規則の記載あり)
図解雑学シリーズらしくイラストも多く読みやすい作りになっており、化学の基礎・歴史が分かるように配慮されているところに好感が持てます。外国人の名前のスペルも併記されていると良かったのですが、入門書ということで目をつむりましょう。電子構造に関する説明(例:金が金色の理由、水銀が液体の理由)や元素形成プロセスに関しても触れられているので、好奇心旺盛な高校生(理系コース)〜大学生初学年の方なら面白く読めるでしょう。なお元素発見のドラマ等に関する読み物としては(巻末資料の他に)次の本は面白いのではないでしょうか?
・マーカス・チャウン著「僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して」、ピーター・アトキンス著「元素の王国」

周期表に関して興味のある方は「一家に1枚周期表第2版」(カラフルな写真・イラスト入り周期表、A2版)、「エレメンタッチ」(前野悦輝教授による立体周期律表)、「拡張周期表」(シーボーグ)、「WebElements」をインターネット検索されてみては如何でしょうか。お好みの周期律表を部屋に飾り、本書等の入門書を読めば、元素周期表に更に親しみが沸くことと思います。まさに「科楽」ですね。(^-^)

詳細はこちら

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図解雑学 人間関係の心理学 (図解雑学シリーズ) 斉藤 勇(著) 1365円


コミュニケーションのとり方

シンプルに類型化し、その類型に応じた、対応の仕方、コミュニケーションのとり方、留意の仕方を考えることのできる、役に立つ図解だ。心理学というよりは、コミュニケーションのとり方を、基本的な事柄を理解することができる。

心理学の入門として

人間心理のパターンを簡単に纏め上げています。
専門的に知りたければ、それぞれに特化した本を選ぶ必要がありますが
「心理学って〜」など広く浅く知識を抑えたい場合、または
なんとなく悩みを抱えていて、解消の取っ掛かりをつかみたい場合には
知識の幅が大きくて便利です。

入門書としてはいいんじゃないでしょうか

少しばかり大雑把に人間の心理をカテゴライズしすぎてる気がしなくもないですが
対人関係における人間心理をサラっと知りたいという人にはいいと思います。
例えばこの本で第5章の援助の人間関係、第6章の怒りと攻撃の人間関係の部分を読んだ後、
進化心理学などの少し込み入った本を読むのも利他主義的な考えを理解するのにいいと思います。

「上手に」気を遣うために

難しい人間関係を円滑にするために、誰もが気を遣います。
しかし、「上手に」気を遣うための知識を知っているでしょうか?

本書は、そのための基礎的知識を提供してくれます。

中でも第3章の「好き嫌いの人間関係」は非常に興味深く、役に立つ内容でした。

・人に好かれたければ「尽くす」のではなく「尽くさせる」
・会う回数と好意は正比例
・物理的距離の近さは心理的距離の近さに想像以上に影響する
など、です。

その他、人が持つ二重の尺度や、なぜ言うこととすることが違う人がいるのか、などためになる話が満載です。

あなたの周りの人間関係を考える上で、きっと良いヒントを与えてくれると思います。

本書の使い方。

心理学のケーススタディーの本である。
自分が知りたいことの当てはまる項目を目次から選んで、心理分析が出来る、「絵と文章でわかりやすい」と表紙では書かれているが、その通り!だが、自分の求めたい内容が目次(本書の内容)にあればの話である。

ある程度は使える内容であるが、いかに具体描写ではあっても、全ての人間関係の上手くいかない部分が本書に表されているわけではないので、星ひとつ減の4つ。

詳細はこちら

図解雑学 マクロ経済学 (図解雑学シリーズ) 井堀 利宏(著) 1365円


経済記事を読むのがいっそう面白くなります

経済学とは何の関係もない学職歴の持ち主ですが、経済ニュースが大好きで、日経新聞を愛読している中年女子です。
記事をもっと理解したくて経済学の入門書を何冊か読みましたが、中でもこれは秀逸でした。
最低限必要なことに的を絞って、贅肉をそぎ落とし、骨組みだけを簡潔に見せてくれます。
途中で公式やグラフが出てきて一瞬くじけそうになりましたが、同じところを諦めずに繰り返し読んでいたら、だんだんイメージが掴めてきました。
簡潔なだけでなく、骨子がしっかりしている証拠だと思います。
これを読み終えた後の新聞の面白いこと請け合いです。

マクロ経済学を学ぶ人はまずこの一冊から

 一日でマクロ経済学が理解できる本である。GDPやインフレやデフレ、財政政策など、マクロ経済学の各項目に対して見開き2ページで説明されており、右側に図表、左側に解説が書かれている。最初に右側の図を見て、次に左側の解説を読むことにより、各項目を用意に理解することができる。
 また、図解雑学書なので内容が陳腐ではないかと思われたが、意に反して内容は非常に充実している。これからマクロ経済学を学ぶ人はまずこの一冊から読んでみることをお奨めする。

基礎力を固めましょう

マクロ経済の大枠を、効率的に学習できます。

おそらく、各大学では、少々分厚い
教科書を交わされるとおもいますが、
いきなり専門書に入っても、なかなか理解に苦しむのがオチです。

焦れず、まず本書で大きな流れを抑えて
そのあとにマンキューなどにうつればいいでしょう

大学生や資格検定のマクロ経済学初心者の方向け

一見するとマクロの雑学と書いてあるので、
内容がイマイチのような感じがしますが、
重要な点のみを図を使いながらわかりやすく書いてあるので、
大学生や資格の検定を受けようと考えている方、
もちろん社会人の方も最初に読む本としてお勧めです。
難しいマクロの教科書を読む前に
一読するだけで(時間もあまり取られない)、

教科書の趣旨を捕らえやすくなります。

詳細はこちら

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