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音のしくみ (図解雑学) 中村 健太郎(著) 1365円

多くの読者に得るところがあると思う
見開きの左ページに文章、右ページにイラストで非常にわかりやすい。
内容は。音とは何かに始まって音波の性質、物理現象としての音波の解説と続く。そして音と声との関係、音の記録・再生技術、音波を利用した技術の紹介と続く。数式などはほとんど登場せず、イラストで感覚的に理解が可能である。
前半部分は生活の中でも確認できる自然現象や楽器などの音について、正しい理解が得られると思う。後半は漠然としか知らなかった内容について、原理やしくみを知ることができるだろう。
はじめに記載されているように人間と音との関わりは理工学的な見地だけでなく、建築や医学、心理学、言語学そしてもちろん音楽に関わりがあるので、本書は多くの読者に得るところがあると思う。音楽本書の位置づけとしては十分な内容だと思う。
欲を言えば、家庭内でのオーディオ視聴環境の改善方法とか、室内騒音や機械騒音の低減方法などを具体的な減衰・遮蔽手段と共に紹介して貰えると嬉しかったが、それは望みすぎだろう。
初心者向けの音の科学の決定版
音の科学を説明した本としてはもっとも簡単な本ではないでしょうか。
中学生程度の物理が分かる人ならば十分理解できると思われます。
やや高価ですが、その価値は十分あると思われます。
祝!第2版発売
好調な図解雑学シリーズの中で、この本の第1版が絶版になっていたため、
どうしたのかと心配していたら、なんと第2版が登場しました。
音響分野の啓蒙書は数が多くはないので、とても貴重です。
内容は、音の様々な現象について、多岐にわたって平易に語られています。
このシリーズの特徴で、見開きで一話完結、しかも右ページは図(絵)と
なっているので、本の苦手な人でもどんどん読めます。
音について、いろいろな知識に触れてみたい人にお薦めの一冊です。