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図解雑学 タイムマシン (図解雑学シリーズ) 福江 純(著) 1418円

タイムマシンの可能性について
本書は、タイムマシンを作ることができるのか、また、作れるとしたら
何が必要なのか、ということが書かれています。
これまで、複数の物理学者やSF作家が真剣に、タイムマシンの可能性を
考えてきたらしく、その考察が簡単にまとめられています。
その上で、筆者の観点から実現可能性の高い、タイムマシンの開発方法が
述べられています。
ミクロの世界では、時間を逆行することはありえる話なので、この関係を
マクロの世界に適用できれば可能らしいです。
タイムマシンの可能性に興味があるかたにおすすめです。
「『出来る』証明は出来ないが『出来ない』証明はされていない」
結論だけで言えば、「『出来る』証明は出来ないが『出来ない』証明はされていない」事を延々と述べ、「これからの科学の発展・可能性に期待してネ!」で締めるというタチの悪い内容。好きだったマンガが「○○先生の次回作をご期待下さい」という味気ない文章で連載打ち切りにあったような感じ。違うか。
なんだろうね、現代物理学って言うのは「タキオン」や「光円錐」や「回転する宇宙」や「ワームホール」や「ホワイトホール」や「エキゾチックな物質」や「宇宙ひも」なんて言う想像の産物をこねくり回す学問なんすか。苦手だ。でもまぁ、理論が先行していた「反物質」や「パルサー」や「ブラックホール」も実際に発見された訳だし、推論をたてて実証していくのが科学だからなぁ。でも、「宇宙ひも」まで行っちゃうと、「エーテル」とどっこいどっこいな気がするんですが。
ほぼ宇宙論の説明
タイムマシンがテーマということで、図解雑学とはいえうさんくさい内容ではないかと思いつつ読んでみたが、思いのほかきっちりしていて、過去の物理学者などのタイムマシン論が書かれていた。ただ、どのタイプのマシンも存在すらわからないものを利用したり、基本的に亜高速で動けないと意味がなかったりと、当然ながらタイムマシンは永久にとは言わずとも無理という結論になる。ただ、各章タイムマシンに話が及ぶまでは、基本的な宇宙論の話がびっくりするほど簡単に書かれていて、これとは別に宇宙論の本でも読んでおかないとまったく意味がわからないと思う。