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図解雑学 臨床心理学 (図解雑学シリーズ) 松原 達哉(著) 1365円

試験対策で辞書的に活用しても良い。
図解が右のページに、解説が左のページにあるので、幅の広い臨床心理学の(本書では底浅いけれども)領域を知るには良書で気楽に読めます。
臨床心理学は「心の悩み」の改善、メンタルヘルスに関してが中心となる『治療』の領域です。歴史的にはフロイト、ユングなど(深層心理に)関係します。
悩み事を聞くカウンセラー、学校保健室などのほか、とくに一般教員、医師は最低限本書のような内容は知っていてあたりまえでしょう。
大学の一般教養的内容ですが、新聞にも時折出る用語の解説としても役立ちます。
教員採用試験には確実に出る領域なので、本書を辞書的に活用しても良いと思います。
心理学以外の学生にお勧め
心理学を専攻していなくて心理を学んでみたいなと思っている人にはお勧めです。この本を読んでから専門性が強いものを読めば読みやすさが違うと思います。ただ、同シリーズの精神分析や、ユングと違い範囲が広すぎて説明不足は否定できません。
図解雑学 素粒子・クォークのはなし (図解雑学シリーズ) 和田 純夫(著)

食わずぎらいを克服できるか?
量子力学なんて自分と全く関係ないと思っていたが、量子コンピュータなるものの実用化も夢でなくなっているという。本書は古代ギリシャの原子論からはじまって、物体の元は何かということを追求してきた人類の歴史をたどっている。左ページに文章、右ページに要約を絵図で示しているので気楽に読める。とはいっても、1950年以降の急展開をしろうとにわかりやすく説明することに著者たちもタジタジとなっていることが行間から窺える(たぶん、それよりも読者の私がついていけないのが本音だが・・・)。
本書は、難し過ぎて全く理解出来ない、ということは無いと思います。
興味があれば、買っても損はしないでしょう。
クォークについて何も知らないけど興味はある、という方にお勧めします。
図解雑学 文字コード (図解雑学シリーズ) 加藤 弘一(著)

「ほら貝」よりは丸くなった
著者の文字コード論としては、Web の「ほら貝」が有名で、JIS や Unicode への批判的見地が示されている。本書は「ほら貝」よりは緩和された解説となっているものの、やはり批判的な立場は変わっていない。論説として読む分にはいいが、背景を何も知らない人が読む「図解雑学」としては、危険な側面がある。面白い書籍ではあるのだが、JIS や Unicode の関係者が書いた他の文献と併せて読むことをおすすめする。
なお、JIS X 0213:2004 や Unicode の最新動向については解説されていないため、他の書籍で補う必要がある。技術的な詳説ではなく、規格策定の経緯などが話の中心となっている。
どのページを開いても知らなかった事ばかり!
知らなかった事ばかりなので、どの程度確かなのか不明なのですが、とてもわかりやすく面白いです。
例えば「ISO 2022-JPがJIS X 0201片仮名を除外している理由」をこうやって一言で教えてくれています。
「インターネット・メールで半角カナが使えないのは、ISO 2022-JPがJISカナを除外しているからである(JUNET時代、JISカナを実装したUNIX機が少なかったので、はずしたという)。」