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図解雑学 クローン 中原 英臣(著)


校正にもう少し注意を

遺伝子の仕組みを概説した後、クローン羊ドリーの誕生の経緯を書く。
さらにトランスジェニックが人類に寄与する可能性、
最後にクローン技術の抱える倫理的問題について触れる。

タイトルは図解”科学”ではなく、図解”雑学”となっている。
飽くまで雑学として、子供から大人までを対象とした早分かり本という位置づけであり、
「クローンとは何か?」という事について、最低限のイメージを読者に把握させることを目的としている。
突っ込んだ内容を期待するのはそもそも間違いであるから、章立ても構成もまずまずといったところ。

指摘しておきたいのは、記述のミスが散見され、校正の甘さが浮き彫りになっている点。
塩基名「グアニン」が一字間違っている点が数箇所見受けられる。
64頁などは左ページに「グアニン」「グアシン」とあり、
右ページでは「グアチン」と、見開きに3種の名前が記述される混乱ぶりである。
これでは初学者にはどれが正しいのか分からない。
アデニンと結合する塩基が「シトシン」となっている(P56-14行)点などは看過できない物がある。
他にも副詞の用法が違っており文脈が乱れているところがいくつか見られる。
お手軽な早分かり本とは言え、校正はもう少し慎重に行うべきかと思う。

※レビューは2000年8月版。版を重ねた後に修正されているかも知れません。

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図解 「儲け」のカラクリ―知って得する原価の秘密!


納得の連続だが当然のことと再認識

 ずいぶん前に買った本だが、最近自分の家でピザを焼いたとき、宅配ピザ屋ってもうかるんだろうな。という話になった。で、引っ張り出すとやっぱり儲かるようになっていた。粗利70%とは驚いた。冷静に材料を見れば分かることではあるが・・・。

 同じようなことはだいたいどの業種でも言える。具体的な数字を出しているところに現実味が感じさせられる。100円ショップの「いかにして衝動買いさせるか」などは商売をしたことがない私にはピンとこなかったけれども、なるほどと感心させられるところが多かった。

 もうひとつ勉強になったのは、コンビニ業界である。セブンイレブンが強いようだが、そこには独自に開発したノウハウがあり、独自の発想で他社をリードしているということが明確に書かれていた。関西ではなじみがなかったが、銀行ATMの設置など何となく分かるような気がした。

食い足りない

たとえば,眼鏡のレンズ、化粧品なんかに踏み込んで欲しかった。5000円のレンズと50000円のレンズどこがちがうの。

ビジネスモデルがだいたい解る

いろんな商売の如何に利益がでり仕組みを作っているかが理解できる。
ただ、もう少しいろいろな業種を盛り込んで欲しかった。
また、業種によっては少し簡単にまとめすぎているものもあり、
ページ数や価格が多少高くなっても、もっと突っ込んだ解説が欲しい。

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